ライオンズクラブの発足
1917年 (大正6年) 6月7日アメリカ各地から27のビジネスサークルがシカゴに招請されました。
この日を機に、各地に点在していたビジネス社交サークルが、ひとつの社会奉仕団体として生まれ変わったのです。
統合されたビジネスサークルはライオンズクラブと命名されました。
招請した人の名はメルビン・ジョンズ。同年、10月8日にテキサス州ダラスで記念すべき、第1回の大会が開かれ組織の完成を見ました。
現在10月8日をライオンズ奉仕デーとしていろいろな記念行事を行っているのはこの日を記念してのことです。
この日25クラブ、800人の会員でスタートしたライオンズクラブは、今では200以上の国と地域に、50,369クラブ、会員数1,415,549人(2022年5月31日国際本部集計)の世界最大の社会奉仕団体へと成長したのです。
ライオンズクラブ国際協会の目的
- 世界の人びとの間に相互理解の精神をつちかい発展させる。
- よい施政とよい公民の原則を高揚する。
- 地域社会の生活、文化、福祉および公徳心の向上に積極的関心を示す。
- 友情、親善、相互理解のきずなによってクラブ間の融和をはかる。
- 一般に関心のあるすべての問題を自由に討論できる場を設ける。ただし、政党、宗派の問題をクラブ会員は討論してはならない。
- 奉仕の心を持つ人びとが個人の経済的報酬なしに社会に奉仕するようはげまし、また、商業、工業、専門職業、公共事業及び個人事業の能率化をはかり、道徳的水準をさらに高める。
スローガン
-LIONS-
Liberty(自由)
Intelligence(知性)
Our(我々の)
Nation's(国の)
Safety(安全)
Intelligence(知性)
Our(我々の)
Nation's(国の)
Safety(安全)
モットー
We Serveわれわれは奉仕する
ライオンズの誓い
- われわれは知性を高め
- 友愛と相互理解(寛容)の精神を養い
- 平和と自由を守り
- 社会奉仕に精進する
道徳綱領
- 職業に対する不断の努力が正しく賞賛されるように心がけ、自己の職業の尊さを確信すること。
- 事業を成功させて、適正な報酬や利益は受けるべきであるが、自己の立場を不当に利用したり、人に疑われる行いをして 自尊心を傷つけてまでも利益や成功を求めないこと。
- 事業を遂行するにあたっては、他人の事業を妨害しないように心がけ、顧客や取引先に誠実であり、自己にも忠実であること。
- 世人に対する自己の立場や行いに疑いが生じたときは、世人の立場に立って解決にあたること。
- 真の友情は損得の上に築かれるものでなく、心と心のふれ合いによるものであることを自覚し、手段としてではなく目的として友情をもつこと。
- 国家および地域社会に対する公民の義務を忘れず、かわらぬ忠誠を言動にあらわし、すすんで時間と労力と資力をささげること。
- 不幸な人には同情を、弱い人には助力を、貧しい人には私財を惜しまないこと。
- 批評は謙虚に、賞賛は惜しみなく、建設を旨として破壊をさけること。
ライオンと呼ばるる人
- 事業を成功に導き、善良な生活を楽しみ、常に微笑をたたえ、人類を愛し、知識人の尊敬を集め、幼児たちに親しまれる人。
- その地位にふさわしく、かつ精力的な仕事ぶりにより、一輪の花と心うつ詩と、そして、うるわしさを秘めた魂とによって、よりよき社会をもたらす人。
- 人生の中に美の輝きを感じ、その賛美の言葉を忘れず、友の美点をつねに見守り、自らの良きところをまた友に贈る、その人生こそ偉大なる感激そのもの。